2012年12月22日

HDDIに恩田快人さんからコメントいただきました☆

こっそりと高評価を受け続けているうちのDI、
「HDDI」に恩田快人さんからコメントをいただきました!


HDDI_onda.jpg

↓ 恩田さんからのレビューです! ↓

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他の楽器の邪魔をすることなくオケの下の方に腰を据えてくれる感じ。
かと言っておとなしい訳でもなく、
ピッキングのニュアンスへのレスポンスも素晴らしい。
レンジの広さも申し分なし。
20万出して購入したDIよりも遥かに理想の音で素直に録れる。

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恩田さんと言えば、世界に誇る不世出のバンド
「JUDY AND MARY」のベーシスト。
僕も何度かコピバンやってまして(ギターとベースで)、
殿堂入りレベルで好きなバンドです。
メールをいただいた日は嬉しすぎてなんか壊れました。

恩田さんのエンジニアさんとふとした縁でお知り合いになり、
その時にちょこっとDIのお話をさせてもらいまして。
レコーディングで使ってみたいとのことでお貸ししたところ、
とてもお気に召したようで全曲で使っていただいたそうです!

憧れのベーシストに自分の作ったものを使ってもらえて、
しかも絶賛(と思っていいよね?思わせて。今だけでも。)
していただけるとはなんとも、身に余る光栄!!


とりいそぎの投稿でした!
キャホー!!

posted by たー at 11:17| Comment(0) | 楽器用機材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月27日

トランス式のステレオDI自分用

IMG_0125.jpg

いつぞやワンマンライブのPA仕事をするにあたり、
セッティングを考える上で必要になったので急ぎ製作したものです。

Pf&Voのバンドさんだったのですが、
ピアノのモニターをPAに頼らずにできるようにアンプを持ち込み。
手元のピアノモニター用アンプに、
ステレオのピアノをモノにまとめた信号を送りつつ、
高品位なステレオDIとして卓にも信号を送れるように設計。

ボーカルは当然でっかく返すのですが、
同じスピーカーから歌と一緒にピアノを返すと聞きずらくなるのと、
「自分のピアノのモニター音量を手元でいじれる」というのは
演奏する上での安心感に繋がり、演奏者のストレスを減らせます。

せっかくのワンマンですし、
最大限のパフォーマンスを引き出せるように配慮した結果、
どうせなら音がいいのを作っとこう、ということに。
PA仕事のために機材設計するエンジニアもそうは居るまい(w



機能をまとめるとこんな感じ。

・DI出力+アンバランス出力が二系統のステレオ仕様
・アンバランス出力にもDI出力と同等のプリアンプ搭載、
ラインドライバーとしても一級品
・スイッチでアンバランス出力二系統をモノラルに結合、
CH1から出力可能
・DC9V駆動、内部で±15Vに昇圧

モノラルに結合するのはすごく簡単にやってるので、
ハイインピーダンス入力に入れないとゲイン落ちしますが、
前提が楽器アンプ&自分で使うなのでまぁいいか。
市販するとしたらもう一工夫必要だけど、
スペース的に厳しいかも(w;

サウンドはもちろん最上級です☆
単体で作ってるHD DIとは違うオペアンプを使ってますが、
こちらのほうがハイファイさでは劣るものの、
中域に音楽的な厚みが加わってライン臭さがなくなります。
電子ピアノのアコピの音がすごく色っぽく化けたり、
エレキバイオリンがマイクっぽくなったり、
レコーディングで上物に一味つけたいときに効果的。
エレキのアンプシミュにもよいです☆


PA仕事終わったらラベルちゃんと作ろうと思ってたのですが、
自分しか使わないので結局今もこのままです・・・
自分しか使わないならわかればいいところはありますよね。ね。


posted by たー at 00:03| Comment(0) | 楽器用機材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年01月11日

MULTICOLORED DIRECT BOX "MDB-1"

久しぶりのDIの新作です。
究極にクリーン系なのは既に作ってあって、
だぶじゃずでのライブや録音で大活躍中なのですが、
今回はアーバン油ファンクバンドのゴマアブラのハヤシくんに頼まれて、
音にいろいろ味付けできるのを製作してみました。
ゴマアブラ、いいバンドなので動画だけでもチェックしてみてくださいね☆


mdb1_1.jpg

トランスでバランス変換するタイプのDIです。
クリーンとドライブの2チャンネル構成で、
ドライブのほうはEQやらなんやらいろいろ付いてて、
倍音の量(=歪み具合)から高低域のバランス、ピークの位置まで、
いろいろいじれます。面白いです。

・レイアウト

うちの作品にしてはつまみとスイッチが多めです。

つまみは左から、

・ハイカット 右端でフラット、左に回すほど高域が落ちるパッシブフィルター。
・ローカット 入力段での低域のカットオフ周波数を決定します。右端でほぼフラット。
・レベル   プリアンプ後、トランス前の位置に入ってるボリュームです。
・ゲイン   ドライブチャンネルの歪み(倍音)の量を決定します。

上段右端のON-OFF-ONスイッチはローパスフィルターの切り替え。
真ん中でオフで、P1(上)、P2(下)の順にカットオフ周波数が下がります。
カットオフ周波数付近でピークが立ちますので、
不要な高域落としと同時に音色にキャラクタ付けする狙いもあります。

下段のスイッチは左がグラウンドリフト、
右がクリーンとドライブのチャンネル切り替え。

インプットは右側下のフォーンで、その上はプリアンプ後の信号出力。
アンプとかに繋ぎます。回路の都合でハイインピーダンス入力専用。
左側にXLRコネクタのDI出力があります。


・使い方

クリーンチャンネルはインプットに入れてDIから出すだけですが、
多少のゲインを持たせたディスクリートアンプを通りますので、
高調波の歪みが加わって若干明るく、輪郭のあるサウンドになります。
さらに出力段で、トランスによる若干のカラーリングが加わります。
ドライブチャンネルよりも入力インピーダンスを高く設定してるので、
よりくっきりはっきりなサウンドが得られます。

ドライブのほうはちょっと面白いですぞ。
ゲインのつまみはいわゆる歪みペダルみたいにはききませんが、
クリーンな領域からごりごりとした歪みまで、
じっくりじわじわと歪んでいく仕掛けになっております。
例えばゲインを5〜6くらいにした場合、
アタックがちょこっと潰れて歪んで倍音が出て音が太くなり、
サステインも出たような気がする・・・
という、「テープに録音してみた」とか
「真空管DI通してみた」とかそんな感じのサウンドが、
つまみひとつでコントロールできちゃいます。

ゲインを全開まで上げるとごりごりしたオーバードライブサウンドに。
高域も低域もぐいぐい出てきますのでそのままだとライン臭いですが、
ハイカットのつまみを2くらいまで下げ、
LPFのスイッチをどっちかにしてハイMIDにピークを立てると、
気分はまるでampeg。

EQは全部パッシブなので極めて自然なかかり具合です。
ローカットは歪みの前段に入っているので、
ローを絞ることで歪み発生回路の負荷を抑えることができます。
具体的には、低域の歪み方を抑えて中高域の抜けをよくしたり、
ローエンド控えめ&倍音多めな70年代風サウンドにしたり。
ハイカットは歪みの後段なので、
発生した歪みの角を丸め、自然な太さを演出できます。
LPFはP1でハイMID、P2でローMIDにピークが作れますので、
アンプを通したようなサウンドを狙えます。
これらと楽器本体のボリュームとトーンで、
それはもう魔法のように多彩なサウンドが出てきます。

・出力はトランス

これがこいつのサウンドの肝で、
パッシブでも使えるLundahl LL1530。
これにがっつり増幅した信号を突っ込むことで、
トランスでも歪みが加わります。
音量を接続先で調整するようにすれば、
ゲインは勿論レベルつまみも倍音の量を制御するつまみに。
ふくよかなローエンドの広がりもトランスならでは。
10k:200Ωのトランスなのでゲインは減衰しますから、
トランス入力のマイクプリに接続するか、
セルフノイズの少ない高品位なマイクorラインアンプに繋いでね☆

・電源

なんと、ファンタムで動きます。
あとはセンターマイナスのDCアダプタでも動きます。
ライブの現場でも使えるとなるとファンタムあったほうがいいよねー、
ということでファンタムでもばっちり動作する回路設計にしました。

アダプタでも使えるので、
マイクプリのないスタジオや自宅での使用も問題なし。
高次倍音がかなり加わるので、中域から抜けてきます。
音量をかなり上げても、EQをどれだけいじっても音が抜けない・・・
なんて時にこれで解決。する。かも。

mdb1_2.jpgわかりにくいけどLEDがつくぞ!


・まとめ

実はプリアンプ部分は結構前に思いついてて、
ギター用のブースターのつもりで2台だけ組んであったんですが、
ハヤシくんの依頼で「ベースのほうがいけてんじゃん!」と気づき、
若干アレンジを加えてトランスと組み合わせ、
今回のような仕上がりとなりました。
早速レコーディングで使うそうで・・・どきどき。

これ、アコギのプリアンプとしても優秀だったりします。
ピークをスカッシュ+倍音増加+ぬるいEQのおかげで、
ライン臭さがうまいことなくなります。
最初にお試しな感じで1台組んで実験してたところ、
その場に居合わせたガットギター弾きの人が
それをそのまま持って帰るほどでありました。

トランスは同じのがあと一個だけ手元にあるので、
それ使って同じの組み立てて、さらにいろいろ実験しようかと思います。
今回は使わないッスってことだったんで割愛しましたが、
プリアンプ部分を完全にバイパスするパッシブモードとかもあると、
現役録音エンジニアさんとかには喜ばれるかもしれません。

以上、完成したてのDIのご紹介でしたー。

posted by たー at 02:42| Comment(13) | 楽器用機材 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする